Do not forget FUKUSHIMA !
南相馬市の環境カウンセラー長澤利枝の現地レポート
長澤利枝さんは、福島県南相馬市在住の環境カウンセラーで、環境カウンセラー全国連合会(ECU)の元副理事長、福島県環境カウンセラー協会元会長です。ECUでは、現地からの環境カウンセラーのレポートは大変貴重であると判断し、レポートを公開することにいたしました。なお、レポートの内容はあくまでも長澤さん個人の見解を反映したものであり、ECUの見解ではありません。「忘れないこと」の大切さを共有していただければ幸いです。 ECU 佐々木進市
福島県南相馬市から皆様へ
『今年は、新年に『能登沖地震』がありました。
衷心よりお見舞いを申し上げます。
今年で『東日本大震災』から13年になります。
皆様も良くご存知と思いますが、国家主導『イノベーション・コースト構想』が、各被災地で着々と進めてられています。被災地浜通り地域を、〝新たな産業基盤の中核を目指す″理念の形成です。
市町村を取材するたびに、日々変貌を遂げています。理念や構想が私たちの思考を越えていきます。『エフレイ』は、世界に通じる「創造的復興」の中核拠点で、国が設立した法人で、イノベーション・コースト構想の取り組みにより、整備された拠点間の連携を促進するということです。(福島県イノベーション・コースト構想文言より)
私たち住民は、被災によって分断された生活格差の解消を願っています。~公平に暮らす事を優先する~。国家プロジェクトを否定するのではないが、被災地に住む住民に、今後解り易い説明責任を果たすことが大切と考えます。
一方、『帰還困難区域』は、337㎢です。この地域は、『特定復興再生拠点区域』を経て、除染してから居住出来る行程があります。帰還率が13年経ても上昇しない所以です。
被災地の人々は、この相反する現実を直視しています。国と地元民の隔たりは否めません。
しかし、現実の状況を市民感覚で、プラス思考にしています。相双地方の住民は、開拓民だから、どのような状況でも乗り越えられる強さを持っています。
がんばっぺ!
忘れないで 福島!
福島県 環境カウンセラー 長澤 利枝
2024年6月28日
震災記録展のお知らせ 2024年11月21日(木)〜25日(月)
2024年『東日本大震災』』記録
2023年『東日本大震災』』記録
2012年から2020年 仲間たちと続けた再生事業
2019年度『福島の仲間たちとの交流会』実施報告書
東日本大震災9年の経過
「震災」の逆境を乗り越えて、ひたむきに生きてきた5人の方から、8年7ヶ月後の今をお話しいただきました。お忙しい中、心情を吐露していただいた皆様に、心から感謝申し上げます。
長澤 利枝
2019.09.05
友人で千葉県の環境カウンセラー倉田智子さんから、今年の夏にわたしたちの町を訪問していただいた時のレポートが届きました。
「福島を伝える会」の倉田智子さんと竹山和代さんの作成です。ぜひ御覧ください。
長澤利枝
2019.09.05
未曾有の災害『東日本大震災』
地震・津波・原発事故ですべてが失われた。
あの日から8年2ヶ月を経た被災地は、今も厳しい環境にある。
長澤利枝
2019.05.05